すっかり夏の忙しさにかまけて、ブログの更新をしていませんでした。ひと段落したところで、今年の夏を振り返ってみようと思います。
今年の夏は、7月26日(日)に梅雨明けするまでは、梅雨末期のぐずついた天気&雨(雨自体は大した量が降らず)が、梅雨明け以降、絵に描いたように夏空に変わり、お盆までほぼ晴れの夏空になりました。8月前半は気温もあがり、猛暑と言える暑さでした。入山者は雨の心配はないものの、暑さ対策、こまめな水分補給と、熱射病対策に追われながらも、山頂からの360度パノラマの眺めを楽しめたようです。
お客さんの様子としては、高校生山岳部や大学のサークルといった、若い世代の登山者がこのところ増えてきているように見受けられます。ここ数年朝日連峰を縦走して、うちに宿泊している地元の高校の山岳部も、少子化の時代にしては結構な部員数(約15人)、しかも女子もそれなりにいて、こういった世代の子どもたちが山に興味を持ち、山登りをするということは非常にうれしく思いました。
他にも、15年間(2000年から始めたというお話)、毎年同じ時期に朝日連峰を縦走して下りてきて、お風呂に入りバスで帰る方も、今年も当然のごとく来ました。また小学3年生で自ら山登りに興味を持ち、山登り未経験者の父を引き連れて?東北の山々をめぐり、上級者向けのこの大朝日岳へ登りに来た男の子もいました。通常2泊3日で歩く大鳥池から朝日鉱泉までの縦走路を、明け方大鳥池を出発し、昼過ぎに朝日鉱泉に到着し、14:30のバスで下って、その日のうちに大鳥池まで車を取りにかえるという半日縦走を成し遂げた超人もいました。
こうした縦走などが可能だったのも、8月前半の安定した天気のおかげだったかもしれません。ただお盆以降は、一気に気温が下がり、雨がちな天気が続き、一気に秋めいた気がします。大朝日岳は雲に隠れ、雨が降ったりやんだりの毎日で、春からの少雨のしわよせが来ているようです。ただ、幸いなことに集中豪雨や大雨にはなっていないため、川の氾濫や道路の破損などはありませんでした。逆に川はこれまで雨が降っていなかったためか、降った雨がすべて山に吸収され、何日降っても水量が増えず、むしろ少ないくらいの状態です。
そんな川の状態でしたが、8月22日には15年以上来ている釣りの常連さんが、33cmの良サイズの岩魚をあげました。水量がなく、魚影の少ない川の様子には驚いていましたが、やはり自分の釣り場を知り尽くしているだけあって、他にも尺上を釣り上げていました。渓流シーズンはいよいよ9月が最後となり、また釣り吉達が釣り納めにいらっしゃるでしょう。
9月は渓流釣り最後の月、そして、下旬には紅葉も進み、今年はなんといってもシルバーウイークの5連休があります。天気が良ければ、全国の山は人でにぎわうことは間違いありません。この朝日鉱泉も例外ではなく、現時点でも連日予約で埋まってきています。今年は季節が少し早いようですので、シルバーウイークに紅葉がばっちりあうかもしれません!今、全国の観光業の皆さんは、必死に台風が来ないことを祈っているでしょう。なんとか素晴らしい連休になってほしいものです。
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