この時期は一年でも最も日の長い時期で、朝4時には歩き始めることが可能な貴重な期間です。23日は30°近くまで気温が上昇し暑くなる予報が出ていましたので、早朝の涼しい時間帯にできるだけ登ってしまおうと朝3:30に朝日鉱泉を出発しました。今回は朝日鉱泉から月山ICへ抜ける大規模林道の一番標高の高い700m地点に登山口のあるブナ峠から鳥原山を経由して大朝日岳へのルートをチェックすることにしました。登山口は杉の植林地でここ2年ほどその杉を切り出す作業が大規模に行われており、登山道の周辺は切り出しの重機のための林道が縦横無尽に走っており、あまり見た目の良いものではありません。朝日鉱泉からも登山口まで車で30分はかかります。ただ、ブナ峠ルートから鳥原山までは2時間程度で着き、傾斜も比較的優しいので、登り安さでいえば一番かもしれません。今年は雪も少なく、少しは雪を踏みますが2時間弱で鳥原山頂上近くの木道にでました。
ここから鳥原山山頂→小朝日岳山頂までは、まだまだ残雪がたっぷりです。アイゼン、ストックは必須です。特に小朝日岳山頂近くの北斜面は例年通りかなりの距離(1.5km~2kmほど)急斜面を残雪上を歩かなければなりません。
このルートで一番の難所の小朝日岳への登りを終えると、ご褒美の小朝日岳山頂からの絶景を楽しめます。360°の大パノラマで、朝日連峰を一望できました。大鳥池方面の寒江山や以東岳はまだまだ雪をたっぷりかぶっています。
小朝日岳から熊越まで下り切ると、シラネアオイが咲き乱れ、疲れを癒してくれます。そして最後の残雪斜面となる銀玉水からの500m程度の登りになります。例年より雪は少ないものの、まだまだたっぷりと雪がありました。ただ、奇跡的に銀玉水が給水可能(雪渓上部の噴出場所で汲めます)で朝日連峰一(日本一?)の水をたっぷり堪能できたことが最高に幸せでした。銀玉水前の残雪斜面は登りであれば、雪も柔らかいのでキックステップで十分登れますが、下りの場合にはそれなりに傾斜もありますので、慎重に、できれば軽アイゼンを装着して進むことをお勧めします。
残雪斜面を越えるとあとは山頂までの最高の眺めを楽しみながらの山行です。
山頂からは、月山、飯豊連峰、蔵王などの山形県の名立たる山を拝むことができました。雪が残っていることでその輪郭もより一層くっきりとみることができます。
山頂から中ツル尾根での下りでは実にたくさんの花々が目を楽しませてくれました。時期としては少し早いものもありましたが、この中ツル尾根では本当に花が多いことを実感しました。また、この中ツル尾根での下りでは南向きということもありますが、すでに雪を踏むところはほとんどなく、あっても特に危険なところではありませんので、この中ツル尾根直登ピストンでの登山の場合にはアイゼン・ピッケルは必要ありません。
水場は長命水は雪の切れ間から給水可能でした。出合から朝日鉱泉までの渓谷沿いは登山道の整備は済んでいますので歩くのに支障はありません。14:30無事にルートチェックを終え帰着することができました。
以下、今回見ることができた花々を掲載します。
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Makeda Foret (木曜日, 02 2月 2017 01:48)
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Austin Mickley (金曜日, 03 2月 2017 23:15)
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