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2016.6.22 中ツル合目看板直し&中ツル~大朝日岳~鳥原山ルートチェック

 朝日鉱泉から大朝日岳へ登る登山ルートは3つありますが、日帰りでの登山を考えた場合に必ず利用する中ツル尾根ルート。直登なので急ですが、距離も短く登り返し等の無駄もないため、最近は利用者が一番多いです。その中ツルルートには渓谷沿いを進んだ先にある「出合」(2合目)から順に山頂まで1合ずつ「○合目」の看板を設置しています。ただ、風雨にさらされるため、年々劣化してしまっています。今日はその劣化してしまっている看板を直しおよび新しい看板を設置がてら、登山道のチェックにいきました。

▲ペンキが剥げている看板は…
▲ペンキが剥げている看板は…
▲ペンキを塗りなおしました。
▲ペンキを塗りなおしました。

▲割れてしまった看板は…
▲割れてしまった看板は…
▲新しい看板をつけました。
▲新しい看板をつけました。

▲ヒナウスユキソウも咲き始めました!
▲ヒナウスユキソウも咲き始めました!

 中ツルルート上では実にたくさんの高山植物がどんどん花を咲かせていました。代表的なヒナウスユキソウ、ハクサンイチゲ、アカモノ、ゴゼンタチバナ、ウラジロヨウラク、マイズルソウ…。本当に中ツル尾根上ではたくさんの花が見られます。

 山頂はあいにくのガスで視界ゼ

ロの状態でした。その後大朝日岳山頂避難小屋へ行くと、管理人さんの阿部さん、さらに鳥原避難小屋の管理人の鈴木さんまでおり、あれやこれやと情報交換をしました。大朝日岳山頂避難小屋の水場となる「金玉水(きんぎょくすい)」は阿部管理人さんが雪堀をしてくれ、5,6mあった雪がようやくあと3mのところまでになったそうです。近いうちに出してくれるそうですが…3mとは…。本当にご苦労様ですその後鈴木さんとともに、小朝日岳、鳥原山へ向かいました。

▲銀玉水手前の残雪を滑り降りる鈴木さん。登山道は右に見えています。
▲銀玉水手前の残雪を滑り降りる鈴木さん。登山道は右に見えています。
▲銀玉水は5月の時とは違い、管理人さんのおかげで利用しやすくなっていました。
▲銀玉水は5月の時とは違い、管理人さんのおかげで利用しやすくなっていました。

 小朝日岳までの登山道では銀玉水前のいつも最後まで残る雪渓がまだあり、どうしても雪の上を踏まなければならない距離は2,30m程度ありますが、この時期はもう気温も高いため雪も凍っておらず、アイゼンなしで進める程度になっています。この雪もあと1週間もすれば消えるのではないでしょうか。銀玉水はバッチリ夏使用で使えるようになっていました。

▲この時期の主役、ヒメサユリが咲き始めました!
▲この時期の主役、ヒメサユリが咲き始めました!
▲小朝日岳山頂付近では、ヒメサユリの道がもうすぐできそうです。ヒメサユリと大朝日岳を1つのカットに入れることのできる貴重な撮影場所です。
▲小朝日岳山頂付近では、ヒメサユリの道がもうすぐできそうです。ヒメサユリと大朝日岳を1つのカットに入れることのできる貴重な撮影場所です。

▲鳥原展望台からの小朝日岳と大朝日岳
▲鳥原展望台からの小朝日岳と大朝日岳

 小朝日岳から鳥原山までの間では、ほぼ雪渓は消え(数歩だけ歩きましたが)、夏装備で何も問題ありませんでした。天気も予報に反して昼頃から素晴らしい天気になってきて、鳥原展望台からは大朝日岳と小朝日岳が美しく望めました。大朝日岳山頂でこうなってほしかった…(予報では午前中は良くて昼から曇るということだったのですが…)

 その後鳥原避難小屋へお邪魔して、コーヒーをごちそうになりました♪ちなみにこの鳥原避難小屋の管理人の鈴木さん、本職はプロの山岳ガイドで、数え切れないほどの山に登っており、話しも大好きで、色々な話をしてくれます。仕事の都合もあり、主に滞在しているのは夏のハイシーズン(7月中旬~8月中旬)です。この期間に朝日連峰にくるようなことがあればぜひ寄ってみてください、色々話してくれると思います。さらに鳥原避難小屋に泊まるようなことがあればなおのこと厚くもてなしてくれると思います。

 そんな鈴木管理人さんとも別れ、朝日鉱泉へ下りましたが、鳥原山から朝日鉱泉までの道には大きな問題はありませんでした。

 去る6/19(日)には鳥原避難小屋前の大朝日嶽神社での夏山開きも執り行われました。雪もほぼ無くなり、代表花のヒメサユリやヒナウスユキソウも咲きだし、いよいよ夏山本番です!事故のない、誰もが楽しめる夏のシーズンになることを願っています。

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コメント: 4
  • #1

    佐藤雅人 (木曜日, 23 6月 2016 18:25)

    先日は久しぶりに楽しい時間を過ごすことが出来ました。心より御礼申し上げます。初めて伺った社員たちもその美しい環境に相当感激したようです。何よりも美味しい食事が忘れられません。本当に美味しかった!いつのまにか歳月は流れ、若い頃とは違う源流部の遡行感触は・・・少し寂しいものもありました。しかし、きっといつかまた元気に伺います!お父さんにもよろしくお伝えください。多数いらっしゃるであろうファンの一人として、「朝日鉱泉様、永遠なれ!」また本を読み返しています。

  • #2

    京都八幡市の山形県人 (木曜日, 07 7月 2016 08:04)

    8月楽しみしております。

  • #3

    Annabell Friley (木曜日, 02 2月 2017 15:38)


    An interesting discussion is worth comment. I do think that you need to write more on this subject, it may not be a taboo subject but usually people do not discuss such topics. To the next! Many thanks!!

  • #4

    Analisa Ogilvie (木曜日, 02 2月 2017 16:14)


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